失敗せずにトースターでグレイスカルピーを焼く方法

スカルピーの焼き方についてご紹介します。
私の場合は温度調節のできるトースターで焼いています。初めての方は焦がしてしまったり、火の通りが悪くなりやすいので、記事が参考になれば幸いです。

準備するもの

・焼きたいスカルピー粘土
・粘土を焼くための130℃に設定できるトースター
・使わなくなったシリコン型(耐熱)※代用としてタイルでも良いかも
・アルミホイル

手順

1.オーブンを外に設置する

スカルピーを焼く時は必ず外で焼きます。風通しの良い安定した場所に設置してください。

2.オーブンに耐熱のシリコンを敷く

底面の焦げを防止するために耐熱シリコンを敷きます。シリコンは柔らかいので、原型の表面を傷つけないように焼く働きも兼ねています。試していないので言い切れませんがシリコンが無い場合は耐熱のタイルでも代用できるかも知れません。

スカルピー

〈耐熱シリコン〉

3. スカルピーを入れる

スカルピーをシリコンの上に置きます。

4.アルミホイルをかぶせる

スカルピー

アルミホイルを大きめに取って一度軽く丸めてシワを作ります。粘土の上にシワを作ったホイルを傘のようにかぶせます。この時、粘土に触れないようにアルミホイルをかぶせると、原型の形が崩れません。この時にアルミホイルが熱源に触れないようにしてください。

5.130℃で5分〜10分焼く

130℃に設定して10分焼きます。焼くと嫌な臭いがするのでオーブンから離れます。

※失敗を防ぐために一度、粘土を適当な大きさにちぎって試しに焼くといいです。もしも130℃設定で焦げた場合は温度を下げて試してみましょう。

スカルピー

5.粘土が触れる温度になるまで触れない

手で触れる温度になるまで触らないようにしてください。焼きたてのスカルピーは脆いので温かいうちに触ると壊してしまう原因になります。

6.焼けているか触って確認

爪を立てて軽く粘土をつついてみてコンコンと音がすれば焼けています。表面がさらさらしていなくて、少しねっとりしていればもう一度焼きましょう。様子を見て5分〜10分の間で焼くといいです。

補足

私が使用しているスカルピーはグレイスカルピーです。スカルピーの種類によって多少違いがあるかもしれません。

スカルピーは他のエポキシパテやポリパテと比べると焼いたあとの強度が低いです。私の感覚では超固めのクッキーという印象なので、細い形状を作りたい場合は針金で補強すると失敗しにくいです。

スカルピーの焼き方には焦がす直前まで焼くと強度が上がると聞いたことがあります。ただ、私は焦がす直前の状態が分からないので、焦がさない焼き方で焼きが足りない場合はもう一度焼くという方法を取っています。

温度設定ができるトースターは新品ですと5,000円くらいですが、中古ですと2,000円〜3,000円できれいなものが手に入ることがあるのでリサイクルショップに出向いて手に入れるのも良いと思います。

こういった便利な方法があるよ。という場合はTwitterやメールで教えていただけると嬉しいです。

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