フィギュア制作によくある【修正地獄の回避方法】サーフェイサーのもう一つの使い方

友人が原型の修正地獄に入ってしまったそうなので、そんな状態の方の助けになればと思い私なりの修正地獄の回避方法を書いていきます。

原型の大まかな形が決まってディテールを詰めて、サフを吹いて完成!となる訳ですが、このサーフェーサーを吹く工程が私の中では凄く大切な部分です。
完成させる事とサーフェイサーの使い方について書いていきたいと思います。

サーフェイサーって何?という方の為に。下の写真のようなスプレーです。色はグレーが一般的ですが黒と白も存在します。

サーフェイサーの使い方

みなさんはサーフェイサーを何のために使いますか。
「表面処理です。」と答えると思います。私も同じです。
ただ私にはもう一つ答えがあって「全体の形を確認する為です。」と答えます。

イルカがせめてきたぞっ
小松崎茂氏作画のイルカがせめてきたぞっの立体化!こちらの販売情報は画像のリンクをご覧くださいませ。

写真のように部分的に色の違う素材を組み合わせて形を作る事があります。こういう時にサーフェイサーを軽くかけます。すると形がはっきりと頭に入ってこのままで良いか。修正が必要かが判断出来ます。

大切なのは全体を見る事

大切なことは全体のシルエットです。これをはっきりと認識するためには色を一色にしてまさらな気持ちで作っている物を見るのが一番の近道だと思います。

細かい部分に囚われずに、全体を捉えなおすと修正の必要がある部分がどこか見えてくるはずです。案外時間を掛けて直した部分が全体で見ると大きさのバランスが大き過ぎた。小さすぎた。ということがよくあります。そんな事に気が付くためにもサーフェイサーを吹いて全体を確認することが大切です。

まとめ

全体を見ると大きな修正を見つけてしまうかも知れない。という気持ちになることが有ります。そんな無意識が細かい部分をずっと修正してしまう修正地獄の入り口なのかも知れません。私も修正地獄に居ることがよくあるので、実体験を元に書いてみました。

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イルカの進捗

ご紹介したイルカがせめてきたぞっの進捗はこのような状態です。これから複製作業に移ります。

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