才能に憧れて嫉妬に燃える

映画のアマデウスを観ました。
モーツァルトの才能に嫉妬するサリエリがモーツァルトの破滅を企む話です。

モーツァルトの神から授かったとも言える才能を誰よりも評価し嫉妬したサリエリは「才能を授かったのは何故モーツァルトなんだ!才能もあって、モテモテで、神は二物を与えるのか!神よ!」と悔しくなってしまいます。

どんな問題があるにせよモーツァルトの才能を受け入れて応援した方がいい人生なんじゃないのかい。とサリエリに言ってしまいたくなる内容です。

テーマは嫉妬なので普通なら観たくない内容なのですが登場人物が魅力的で鑑賞後何だかいい気持ちになる好きな映画です。

モーツァルトもサリエリもキャラクターとして魅力的です。ここは説明するより観ていただいた方が良いと思うので書きません。

私にとって音楽は未知の領域ですが、才能への嫉妬はジャンルを越えた普遍のもです。もしモーツァルトの様に才能豊かな方が2月に浅草で開く日本一早く“3日間”で原型からガレージキットを作る初心者向け教室に来られても私はサリエリの様に嫉妬に燃えないのでご安心ください。

ブルーレイで観たのですが、特典のDVDに入っているオーディオコメンタリーが面白いです。何が面白いって映画は重厚なのに話している監督と劇作家の会話が軽薄なんです。それにコメントに吹き替えが入っていて、納谷悟朗(ピーター・シェーファー)劇作家&納谷六朗(ミロス・フォアマン)監督と書かれているのですが、声だけを聞いているとどっちが監督か劇作家か分からなくなるんですよね。自己紹介もしないので初めから誰か分からないまま進みます。

それがどうでも良くなるくらいオーディオコメンタリーに吹替が付いてるのは有りがたいし、内容も話し方も面白いです。作業中に流したいと思っています。